2022年5月17日火曜日

知らないから始まるんだよ。

バイクショップなのにバイクの事はほぼ出てこないこのブログに突っ込みが入る事はしばしば。

この所非常に忙しい日々が続いて、一体この忙しさはいつまで続くのだろうかと、ぼーっと通勤しながら考える事がある。

芦田屋が始まってもうすぐ2年が経過する。

この芦田屋は店主にとって整備士としての極みを求めた形になるのだが、そこには表に出てこない膨大な紆余曲折がある訳ですが、それはどんな仕事だとしても同じことなので、整備士だからどうだという事もないのですが、個人的な極みとしては紆余曲折を大きくしてしまった感が否めません。

この2年間、純粋に騙しのない仕事(自分にも、お客さんにとっても)をやり続けて、為替や、時代の流れ、景気の動向など無視して良質な作業、良質な対応、安価な価格を心掛けて参りました。

それは当初思っていた以上に、やはり大変な事でした。

儲ける気が無いというとそれまでですが、儲けがないという事はお客さんにとっては良質な店なわけで、安かろう良かろうの店がこの世にあればそれは一種のモデルケースとして稀有な物であると思っている節があります。

経営者的感覚で行くとこれ論外なのですが、まぁ幸い店主は身が軽い物で・・・。

無茶苦茶な事をやっています。

ただ、これは以前も書いたことがあるのですが、店主の幸福論は少々ずれている様でして。
確信に至ったのは芦田屋を初めて直ぐです。

店主はお金があまり欲しいと思わない。 仕事に纏わること以外で、ワンコインの飯を食う以外に必要としていない。 服も毎日同じで良い、車も何とか動いている15万キロのトラックで良い。 ご飯は消費期限過ぎても気にしない。 靴下も穴が開いているが気にしない。 下着のシャツは5百円3枚で買った物を5年来ている。 寝巻は中学生から変わっていない。 

唯一欲しい物は、心を揺さぶる古本の小説、1冊200円で1カ月楽しめる。 欲を言えば、公園で晴れた日にベンチに寝っ転がって小説を読みたい。 それだけである。

あとは誰かが店主の仕事で嬉しそうに笑ってくれるとそれが全ての結果でOK。

本当はお金は払って欲しくない、その方がお客さんもバイクに長く乗れると思う。

でもお金がないと家賃が払えないので仕方がない、それは助けてもらいたい。 それだけである。

そんなスタンスで経営してるもんで、いつもギリギリの低空飛行でよくまぁやってけてるもんだなぁと自分で感心したりします。(笑)

でもまぁ、一つこういう形を作っておきたかった。

会社員としての整備士はずっと変わらないスタンスで続ける事は難しい一面があります。

事情は色々だとしても、店主みたいな経営に向いていない整備士でも、真っ直ぐに実直にやっていれば、独立も一応できるから。

もし、どこにも行き場がなくて、もうこれ以上頑張れない、もうこれ以上は支えきれない、
どうにもならなくなった時には、独立するのもアリなのだよと。

だから、ずっと整備士辞める必要は無いよと。

そんなこんなで不器用な職人さんが良きれるモデルケースを作る事2年。

まぁまぁ、こんなスタイルのバイク屋さんもこの時代に出来上がってきました。

金儲けする気はないですが、バイクいじる気は満々です。

金儲けも、食事も、トイレも全部めんどくさいから興味ないですが、バイクいじりだけやる気あります。 別に有名店にならなくてもいい、巨匠と言われる必要もないと思う、ブームも気にしなくていい、神様みたいに棚の上に登らなくていい。

初めからそんな事気にしなくていい。 素朴なままで、やりたい事を思い切ってやればいい。 

ただ、一つ継続できる条件があります。

誰にも負けない位輝かしい腕の見せ所を一つ磨き続けないと成立しないという事。

それだけは絶対に誰にも負けない、それを求めてお客さんが集まる。 それがないと、この話は全て水泡に帰します。

この話で誤解が出るとすれば、バイクショップはやる気がなくても経営できるよ、簡単だよと言いたいのではない。 金儲けする気がないのに、経営が破綻しないのは、逆に矛盾を突破していてとんでもない事である。 逆に難易度が高いのだよと言いたいところを注記しておきたい。 だから面白いよと言いたいところである。

そんなモデルケース活動も、2年目を越えて、次のステージへ進みつつあります。

こういう事は出来るかな?と思いつつ、できると思ったらやらないと気が済まない。

前代未聞の新しい形がお見せできるかもしれません。 でもあまり期待しないで下さい、余りやる気はないので。




杉並区に広大な緑に囲まれたとても大きな神社があるのをご存じですか? 知らないことって実は良い事なんですよね。 知らないから事が始まるんですよ。








2022年5月5日木曜日

芦田屋林道部ツーリングのお知らせ

 いつも芦田屋ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

今年の連休は不思議なもので、コロナウイルスの影響をほとんど感じさせることなく、各所でおお賑わいの様子。

ですが感染者数だけで見るとまだ東京都一日数千人ですから、一体何がどうなっているのやら。

一番はやはり重症化リスクの軽減に端を発するのではないかと。

それに伴って、もはやどうでも良い事と言うと軽率でしょうか、個人個人にとって、さして大きな問題ではなくなってきた?

ロシアの暴走でそれどころではない?

まぁ要因はなんであれ、日常が戻りつつあることには、歓迎ムードにならざるを得ません。

しかし、どのタイミングでマスクを外すのか。

誰かの鶴の一声でもない限り、マスク解禁!とはならない位に長かったですね。マスク生活。

まだ続いていますが。

もはや出かける時にマスクを忘れると、ギョッとしますから人間慣れればここまでくるかという感じです。 パンツ履き忘れても、マスク忘れるな状態です。

ところで、5月22日は芦田屋林道部でまた近場のダートに遊びに行ってまります。

22日は終日店舗クローズとなりますので、予めご了承くださいませ。

ご不便をお掛け致しますが、何卒宜しくお願い申し上げます。


芦田屋店主


2022年4月18日月曜日

はげ山のオウム

少年の頃の記憶というのは、概ねあやふやで今思い出そうとしても、ぼんやりしていてはっきりとしないものが多い。

しかし、そんな中でも、まるで昨日の事の様に鮮明な物が幾つか混ざっているのは、不思議なものだと思う。

一昨日何を食べたか思い出せない様な店主でも、恐らく推定5歳程度の記憶で鮮明な物がある。

それがどこの場所だったか、全く分からない。 

友人と遊んでいた時の記憶なので、年齢的に自宅の近所だったのは間違いないと思うが、38年も経った今では、当のその場所も、恐らく存在していない可能性が高いが、それは小高い山だった。

山、そう山だった。

と言っても、登山するような山でもなく、何というか、記憶の中では、周囲一面が整然と田んぼに囲まれていて、その田んぼの中にポツンと小さな山があったのだ。

その山は小さいながら緑が生い茂っており、鬱蒼とした緑に斜面が全体的に覆われており、当時5歳の店主にとってはインディジョーンズになった気分で、その茂みの中を踏みしめて冒険したことを覚えている。

山の中には幾つかの獣道があって、その道を辿って冒険したのだが、恐らくその回数は1度だったのだと思う。

たった一度だったのになぜそれ程に記憶に鮮明なのかと思われるかもしれない。

そう、其れには理由があった。

その山の頂上近くで、ある物を目にしたことが記憶に鮮明過ぎる程に鮮明だ。

少し高い木の枝に、番のオウムがいたのだ。

丁度こんな色だったと記憶している。


何故其処にこんなオウムがいたのか? あれは何だったのだろうか? 今でも謎めいている。

3人か、4人いたか定かではないが、5歳児にとって、謎多き山の茂みの中で、このオウムが突然現れたことの衝撃は、何か狐に摘ままれた様な、狸に化かされた様な。

何とも言えない、大人が見る様な、少し危うい映画を盗み見てしまったような奇妙な気持ちになったのを覚えている。

そのオウム。

我々のパーティがあっけにとられている刹那、飛び去った。

まるで元から其処には何もいなかったかのように、飛び去ってシンとした。

漫画で描かれるそのワンシーンの様に、子供達は目を合わせて胸を震わせた。

今の見たか? 今の何だ?

その時の少年達の目の輝きが、今はもう、果てしない想像の世界に近いが、ダイアモンドの輝きに近い、純粋な光の乱反射で煌めいていた事を今以て期待したい。

店主にもそんな瞳の輝きがあったことを、あの山を思い出す度に期待してしまう。

オウムの個体が健全なら、もしかしたらまだあのオウムは生きているかもしれない。

会ってみたいものだ。 椎名林檎氏に言わせれば、波を止めるよりは簡単な気もする。

あの山の名前は憶えている、通称”はげ山”だった。











2022年3月22日火曜日

芦田屋休業日のお知らせ

 いつも芦田屋ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

本日は休業日のお知らせになります。

来る4月6日は私用の為、店舗がお休みとなります。 

とある記念日となる10年目の節目となりまして、家族サービスに邁進してまいります。

5月11日~12日の間も店舗お休みとなります。

実家を出て早20年、残り少ない両親との時間を過ごす貴重な機会となりそうです。

縁起でもありませんが、ありったけの体力を費やしての両親の上京となります。

最後かもしれませんので、やはり店舗はクローズとなります。

予め、ご了承の程宜しくお願い申し上げます。


芦田屋店主


2022年3月10日木曜日

飲み屋で彼はサッカーをやっていたと言う筈だった。

繰り返される悪政は後に数千年後も大した変化はない。

と、個人的にそう思う。

それは何かしらに失望した観測でもないし、何かしらに期待していたからではなく、人間という動物が物事を処置した際の限界が其処にあるのではないかと考えるからである。

いわずもがな全体の政治や統制がそうであるとは思っていない、増してテクノロジーに関してはそうはならない、兎角人間はそこに関しては優れている生物だ。

しかしながらとある社会主義国家の2022年という年代になってからの超暴力的アクションは列記としたヒューマンエラーだと思う。

民主か社会か等以前の問題解決に向けての方法論である。

今更かよと、今更に暴力か・・・前言撤回。 やはり失望である。

思い通りにならないことがあったのは分かる、非常に因縁深い歴史的遺恨も分かる。 

NATOの件も怖かったろう、色々と事情があるのは分かるのだが、100歩譲っても、どこまでも暴力なのか。 

猿人かと。

独裁的政治の背景には様々な事情があるのだと思う、人間は力を持ったからには行使してみたくなる生き物だ。

一人で12兆円の資産(本当か?)を手にして、1億4千万人の意思決定をして、一国の軍隊を自由に動かせて、1千7百万キロ㎡の土地をコントロールする。

どんな気分だろう。

神に近付いた気分だろうか。

そんな大層なものではない、人間だ。 どこまで行っても、人間でしかない、この愚直なバイク屋のオッサンと同じ性能の人間だ。 頭が少しいいとか、お金を沢山持ってるとか言うが、同じ臓器のくっついた高が人間なのだから、自分をよく知った方がいい。

紀元後2000年越えても雨を効率的に凌げずにワイパーを動かし続ける人間だし、石油無しで空も飛べない。 ワイパーなんて、発想としては江戸時代にありそうである。

力は持ってるんじゃない、誰かに選ばれて、育てられて、誰かを守るためにあるんだと思う。

同じ様に、会社組織においてもそうである。

成熟していない人間に不相応な立場と力を与えるとやはり同様の力の使い方をする。

立場を使って他人の権利を奪ったり、非合理な仕事を強要したり、自分の利権を優先させたがる。

そしてその観念の持ち主こそ、そういう人間を選出する傾向がある。

資本主義の元においては、儲かればそれも万歳という視点もありますが。 確かにそれもそうだとは思うのは店主の恥ずかしい懐事情に痛く感じ入ります。

力を与えられたら自分を主体に置くべきではない、借り物の力なのだから。 借り物は、借りている人々に返せばいい。

バイク屋も同じ様なもので、所詮バイク屋。 されどバイク屋。

政治家もバイク屋も、社長も役員も医者も溶接工も、皆誰かに支えられて其処にいるのだから、最後まで勘違いしてはいけない。

だけどそんな与えられた能力のお陰で、誰かを少しでも満足させられるなら、そりゃアンタ、儲けもんだよと、その上なけなしの安月給でかみさんに怒られながらも、牛肉の少ないおでんを食う。

小さな幸せってそういうもんだよって、店主はそう思うんです。

正に今物心つくかどうかの子供がミサイルで粉々になるまで人生と共に破壊されている筈。多少の情報操作があったと差し引きしても、子供が死ぬのはやはり容赦は憚られる。

彼らにとっちゃ、右も左も分からんし、明日もサッカーをして遊ぼうかと思っていたのに、いきなりミサイルが飛んでくるわけですから。 かなわんです。

だからミサイル打つときは考えてくれよと、粉々になった子供が20歳になった時、俺は子供頃サッカーやってたんだよねと、飲み屋で管を巻く彼の時間と、嬉しそうに聞いている彼女の微笑みもそこに含みだぞと。

とは言っても、少し諦めも肝心かなとは思ったり致します。

なかなかそこは無駄な無力感を感じるよりは、他国の与り知らぬ他人事とする冷却装置も必要ではある。

とは言え、先述しました様に、これは小さな組織から大きな組織まで、日常的に問題点の一つとしてワイドショーを賑わせている原理的な問題でありますから、ここはチャンス。

この原理原則を理解して組織構成を構築することは、決して無駄骨ではないのではないかと思う日々でございます。

まぁいろいろと書きましたが、今回のこの戦争。 落としどころは一旦かの国のやりたいだけやらせてみるしかないのでしょうね。後始末(落とし前)はとんでもないことになりそうですが。

ご本人もそう言ってますからね、人命もそうですが、動物の生命が尊重されない社会は悲しいもんですね。


戦争は反対しない、戦わないと人間は生きていけない。 戦う手法をもっと検討しなくては。 オリンピックにその力があれば100メートルも7秒台に入るか。

お、そんな小説があると面白い。 世界政府が出来て争いごとはあらゆる競技で熾烈な戦いをする小説。 あらゆる競技ルールは国際法で決められている。 綱引きとか。 ご隠居になって生きてたら書いてみるかな。

店主はいつも空想と思い出の中で生きている。


2022年2月24日木曜日

芦田屋と芦田屋林道部のお知らせ

 いつもスーパーマニアックな芦田屋ブログをご覧頂き誠にありがとうございます。


早い物で、6月で2周年となりますが、2周年の記念グッズを作りなさいよと。


何かちょっと気の利いたカッコいい物を作ってみなさいよというご依頼がチラホラと寄せられておりまして。


ただ、ワークシャツが秒殺で限定枚数販売でなくなってしまいまして、ビジネスじゃないからもう作らないと、頑固オヤジぶりを発揮しておりましたが、店主の着替えのシャツが無いもんで、今の1枚でどれだけ戦えるのか疑問な部分もありまして。


ワークシャツは増産しないといけないかなと思っております。


ただ、それだけでは何か面白くない。


しかし、こうしたグッズ関連は全て原価販売しております故、下手をこくと大赤字になってしまう恐怖に駆られて非常に少ない数しか出せませんので、2周年もちょっと数は少なめで・・・芦田屋パーカーか、キーホルダーをと考えております。


毎回作ってる本人が、こんな無名のバイク屋のグッズ欲しい人いるのか?と疑問に思いながら作っているのですが、意外と無名なところが気に入ってもらえておる様で、変に嬉しい話です。


本当は芦田屋バイクオリジナルパーツを作りたいのですが、とてもじゃないですがそんな時間はなく、部品製作してて車検が出来上がらないとかですとシャレにならないので遠き将来の夢の構想でございます。


さて、本題でございます。


①定休日が1日増えます。


毎月、第3水曜日がお休みになります。


2022年6月より開始となります。


理由と致しまして、家の掃除がしたい。


これ以上家を放置すると人として終了してしまうような気がしています。


②芦田屋林道部の部活動

3月27日は芦田屋林道部の部活動ツーリングの為、終日店舗クローズとなります。 オフロード車で体験入部したいという方は芦田屋までご連絡をお待ちしております。 


今後とも芦田屋を宜しくお願い申し上げます。


芦田屋店主

2022年2月10日木曜日

これ箱に入ってるね?

 仕事用の靴を買いに行った時のお話。

ついこの前までは作業用の靴はブーツと決まったおりましたが、どうも最近は歳のせいか、ブーツで一日過ごすのが辛くなってきた感がありまして。

どうも膝や腰に負担が強いような気もしておりまして、スニーカーへ変更した経緯がございます。

犬の散歩などをしておりましても、我が家のいぬっこは、惜しげもなく全力疾走するものですから、こちらも負けじと全力疾走するのですね。

そうしますと膝や股関節からこれまで感じたことも無いような軋むような痛みを感じるようになりまして。 これは何と言いますか、経年劣化しておるんですね。

関節が、靭帯が悲鳴を上げております次第で、どうにも筋力だけでは解決できない由々しき問題です。

そんなこんなで、靴をスニーカーに変更しましてからは、随分と関節も楽になったような気が致します。

前置きが長くなりましたが、そんなような事情にて某靴量販店に行きまして。

無論店主なんぞは流行などどこ吹く風、何が欲しい、メーカーがどうとかどうでも良い話でありまして、とりあえず今持っている物と同等の物が欲しいと思った次第です。

お店に着くなり、同じ系統の売り場へ参りまして、おもむろに似たものを手に取り、これの27センチが欲しいと、店員さんへ申し上げたのでございます。

お若いお兄さんの店員さん、学力テストは良さそうな人間味を感じない、温度を感じさせないけど浮気はちゃっかりするタイプの店主の嫌いなタイプ。おくびにも出さないですが。

「この商品は26.5しかないですね」

以上。

「ちょっと試しても良いですかね?」

「えぇ、はい」

「う、これは入らんですな、小さい、同じ型の色違いは27センチ無いですかね?」

「それが入らないなら27センチも入らないっすね」

「ん? ははあ、、なるほどそういうもんですか?」

ここで店主は待ったのであります。

何がでるのかと、”同系統の仕様ならこういう物がありますね”、”違うメーカーならこのラインナップがお勧めですかね”、”ちょっと値段は張りますが、ここは僕のおすすめを持ってきます”。 

何でもいい、勧めれば間違いなく買うイージーなお客だぞ、さぁこい、準備は出来ている。

気概さえ感じれば気に入った!5万出そうというタイプのイージーなオッサンだ。

若者は何も言わなかった「ただの屍の様だ」。

売るのが面倒なら辞めれば良いし、辞めたら生活がというなら売るしかなかろう。

売らない、だけど給料は欲しいは言語道断だ馬鹿もんが。

と、昔の店主なら思いっきりビンタして首根っこ掴んで裏へ連れて行って膝蹴りするくらいムカつきましたが、グググっと堪えてこう言い放ちました。

「まぁ、それじゃあ諦めますわ」

「ほい」(はい)

ハイがホイになっとるがな。 ちゃんと喋れ。

そんなこんなで結局近くにいた別の女性の店員からナイキを購入しましたが。

こちらは明るく朗らかな対応。 だがしかし、外面じゃだめだ、おじさんは商売の気概を見たい。

「お嬢さんこれ買うよ、箱は要らないから靴だけでいいよ」

「あ、分かりました!保証返品できなくなりますが良いですか?」

「ははぁ、分かりました」

「お品物です、ありがとうございました!」

「・・・・。」

これもう明らかに靴が箱に入っとるがな。 3秒前や、3秒前に言うたやんか。 俺の話聞いてないやん、付き合ってないのに付き合ってる事になっているみたいになってるやんか。

「スニーカー洗濯用にこのスプレー如何ですか?」

「ははぁ、なるほど、こういうのねぇ、いやこれは要らないかな、では失敬。」






まぁ、そう言いながらも、帰りの車で昔の自分を思い出して苦笑いの店主でした。



夏季休暇のお知らせ