2020年4月2日木曜日

開業準備

時々深酒などすると思い出すことがある。

あれは以前在社していたバイクディーラーでの飲み会で、将来の夢の話になった時だったか。

10年後何をしていたいのか? 将来の夢はあるのかという熱のこもった先輩が居た頃だったか。

店主はこう答えたのを鮮明に覚えている。

「自分は独立してバイク屋をやりたいっすねぇ」

この自分はという自称がまた良い、若者の特権の様な呼称だ。

もう20年近く前の話だ。

その時の事を思い出すと結構照れ臭い思いがある。 

というのも、その後の20年で独立から気持ちが離れたことは何十回とあるからだろう。

で、結局するのかという話になるわけですが、20年前から聴いている方にとってはオオカミ少年よろしくである。

独立をしようと思えば出来るタイミングは何度もあったのだが、それでもそう無責任なことが出来ない狭い狭い業界ですから、会社の事や先輩後輩の事、一番大事なのはお客さんの事。 

そういった事を全体でまるっと考慮した時に、歳と共になかなか思い切った事も出来ない立場になっていった事情があった。

まぁ年相応に社会での責任や人間関係も増えて濃密になったという所かと思います。

しかしながら一度きりの人生、やらずして墓に入るのも勿体ない。

40歳を機に、飲み会での嘘を本当に変えたいと思います。


ロゴは前々からプライベートで活動していた際に自作した手作り感のある物が親しみがあって良いかなと思いそのまま使っております。

ホームページ等も全て自作になりますので、少々荒い感じが致しますが、細かい変更点、更新などがリアルタイムで自分で好きな時にいつでもできる為、結構重宝しております。

サーバーの契約から、アップデートまですべて自分でやりましたが、結構お金がかかるのは頷けます、最初の立ち上げに物凄い膨大な時間と集中力が必要になります。


緊急事態宣言の日、店主は一番楽しみにしていた絨毯を敷いて大満足。 いやぁこれこれ、これが好きだったんだよなぁ。


小物も拘り始めるともう止まらない性格。


コーヒーも最高に美味い物を飲んで貰いたいとデロンギ以外は考えていませんでしたが、このマシン、エスプレッソとドリップが両方出せる高性能マシン。 しかし、梱包を開けると残念な感じに・・マシンが可哀そうでしたが、返品。 

コーヒー豆も色々な物でローテーションでお出ししたいと思います。

自分が楽しみたいだけなんですがね・・

夏はエスプレッソにミルクとアイスでカフェオレで楽しみたいと思います。


照明は旧工場の物を移設。 元々かなりの設備が揃っていましたが、それでも結構な出費だなぁ。 


ライトは既存の物は外して、無骨な物に変更。


今回唯一色合いで惹かれたOPEN/CLOSEのプレートはちょっと失敗したかなぁ、これは野外用だが、外につけてると盗まれそう。 窓際に置くか・・


着々とくつろぎスペースだけが出来上がっていく。


合間を縫って犬のお散歩。 


とても世界が大混乱しているとは思えない。



花も動物たちもいつも通り。 人間の脆弱さを思い知らされる。

芦田屋はひっそりとOPENさせようと思っております、小さなバイク屋がOPENする位で、特にお祝いというほどの事も無いと思います。 

際限なく沢山のお客さんに来てもらいたいという事もありません。バイクが大好きで、この店を気に入ってもらえる人に、ふらっと来てもらえれば店主はそれで充分です。

食えなくなったら倒産、それだけの事です。家庭が無い今の所、独り者の最高権力です。

企画やツーリングも特に派手にやろうと思っておりません。

ただバイクを修理して大切にして、いじって遊ぶ。

気の合うお客さんと、個人的に旅に出たりする。

旅に出たいと思ったら、旅は道連れ、店主はいつでもご一緒します。

                                芦田屋店主


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