2020年8月13日木曜日

夏のぼやき

 もしも暑さが褒められたものであれば、連日の100点満点の暑さで夜中まで毎年の事ながら天晴れな気温が続きます。


8月は13日の夜。

暑い暑いと思ってはいましたが、そういえば去年の夏は、古巣のお店で真夏の真っ昼間の罰ゲームの様なツーリングを企画して、体温を軽く超える気温の中で大人数で走った記憶があります。

確か、37度、いや、38度だったような。

大変な思いをすると、何年かすると良い思い出になったりするのはよく聞く話ですが、それは相応に間違った定説でもなく、なんだかあの時のツーリングが昨年の出来事にも関わらず、良い思い出に感じます。

これまでは沢山のチームのメンバーに支えられて、色んな事にチャレンジして、結果を出せたり出せなかったり。

そんな経験が、とても今身にしみる日々。

人の上に立つというのは、独りよがりを生み出す起爆剤になってしまうか、良き監督になれるか、此れ紙一重だなぁと客観的に見れる立場なら思ったり致します。

当事者になってしまうと、そうなかなか冷静になれないのが世の常ですが…。

今年は故郷の帰省を諦めて、仕事に没頭する夏になりましたが、年々地元の仲間達とも、歳とともに疎遠になりつつあり、故郷を捨てる寂しさみたいな物がジワリと心に染みる時があります。

まぁそれはつまり、ここ東京に足から根っこが生えてきてしまったのだろうと強く感じる事にも繋がります。

いつか故郷に戻るんだという思いですと、なかなか思い切ったアクションが取りづらく、特に仕事に関しては将来的なビジョンを絡めて計画を練っていくと、制限がかかり易くなりますから、いつか故郷に戻るという前提であれば、自分のお店を持つというのは、あまり個人的には好きにはなれません。

それはお客さんの事がありますから。

誰だってそれに文句は付けづらいとは思いますが、それならそれで付き合い方というのがありますから、途中でひょいひょいと長年付き合った店を離れるのも、寂しいし、次の付き合えるお店を探すのも、それは大変な苦労だと感じます。

なので、芦田屋店主としては、まぁ故郷の付き合いは途絶えども、今こうして東京には店主と顧客をもう既に越えた付き合いまで出来るような大切な方もいらっしゃいますし、特に寂しいと感じる事はなくなってきました。

もし万が一、芦田屋店主の努力範囲を遥かに越える天変地異や恐慌に晒されて、店仕舞いせざるを得ない場合には、その時には恐らく旅の続きを始めるかも知れません。

多分東北へ。  北へ北へ登り、その後は最南端。

死ぬ時は大好きなカートコバーンの骨が撒かれたとあるアメリカの海で最期を迎えたいなぁと思ったり致します。

今日は定休日でしたが、色々と明日の準備で半日は働いてしまいましたが、今はユーチューブでひぐらしのBGMを聴きながら晩酌を楽しんでおります。

何故急に万が一の閉店の話などしたかと言いますと、特に今現在どうというのは全くなくて、数年は何が起きても大丈夫なのですが、近所の飲食店が軒並み潰れていく様を見ておりますと、まぁそれなりの覚悟はしておいた方が良いなと思うようになりまして。

これだけ大国同士の関係が劣悪になり、意味深なウイルスが蔓延して、混乱が巻き起こると、泣きっ面に蜂では無いですが、次のステージは最悪のステージも想定に入れておいた方が良いかと思うようになりました。

今の所それを阻害しているのは国際経済的な観念と結び付きであって倫理的な観点では何をしでかすか分からない人物が色んな国を動かしていますから、平和的な観念は少し揺らいでもおかしく無いかも知れません。

実際に、コロナウイルスの話しなどは、滅亡とまでは行かずとも、ノストラダムス的なレベルでさえあり、現実に今起こりましたから。

平和的な観念は敗戦国として経験値で学んだ日本らしい美学でありますが、やはりその苦さは薄れつつあり、昼夜問わず空から火の玉が降ってくる恐怖を物理的に想像するのはきっと難しいのだと思います。

やはり、経済的冷戦のうちに留まっている事を願ってやみません。

そこは信じてみるしかないのでしょうね。

いつもながらバイク屋のブログとしてはどうかと思いますが、店主はこう思う2020年の夏であります。

しのごの言ってないで、さぁ、バイクいじり、頑張ります!

様々な国際関係がバイクぐらいあっけらかんとしてれば良いのになぁ。

芦田屋店主

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