2021年2月18日木曜日

店主不在のお知らせ

 店主不在のお知らせ


いつも芦田屋ブログをご覧いただきありがとうございます。

店主不在日程のお知らせになります。


①2月24日14時頃より私用の為、終日店舗不在となります。

②3月10日~15日まで西日本へ納車及び引き取りの為に、この間は不在となります。


予めご了承の程宜しくお願い申し上げます。

芦田屋店主




2021年2月4日木曜日

とある取材ロケの帰り道にて

 バイク屋としてブログを書くという事に関しては、その習慣自体はかれこれ2007年ごろに始めて、はや14年程になるのだろうか。

実はそれを一度も欠かしたことがない。

投稿するペースという意味では少々波こそあれど、定期的な活動としてはかなり長いものになった。

続けなくては、と思い決めたことに関しては、何が何でも一歩も引かない。

半面、興味がないと感じたことに関しては、止めるスピードはなかなかの思い切りの良さを持っている自負がある。

そのうちの一つが学業ではあったが、それで損をした部分と、得をした部分が両面ある。

今日はWITH HARLEY様に当店で仕上げたバイクを取材して頂くというありがたいご厚意で、非常に自分と思考回路が似ていると思われ、とても気の合う編集長さんとそんな話になり。

そんなちょっとセンシティブな話題も、いずれは貴重な体験談として雑誌のコラムの方で書いてみたいなと思い至った本日。

要するに学校(特に小中高)という閉塞的なシステムに完全ではなくとも、かなりの次元で行動や私心を制限されるであろう子供たちにとって、その狭い社会から逸脱しなくては生きていけない人間は少なからずおりまして、実のところ、このワタクシがその第一人者であります。

中学校の出席日数はおよそ50%くらいではなかったでしょうか。

高校も度々受験して合格するも、2時間も机に向かっておられず、大人たちの圧倒的なシステム運用の権力を前に、その内強烈な反抗心を燃やし、家出という非行行動を選択して我が道をひた歩いてきて、結局、今何をしているかというと、自分がやるべき、いや、一番やりたかった事を生業にしまして、東京は杉並区でバイク屋の店主として恥ずかしながら一人前に生きております。

不登校になる子の気持ちも分かる、自分が不登校だったので。

でもそれでも、学校からは逃げられても、社会からは逃げられない。 絶対に。

絶対的な確率で、何かをやらなければならない。 不登校は良いが、社会からの逃避はどうしても、達成できないのだ。 それが苦悩ありきの人生であって、時に喜びでもあるのだと思う。

無理に逃避すればするほど、その負担は蓄積して、無情にもだらだらと老いを感じ、財を成せず、誰かに負担を掛け、どうあがいても最後は辻褄が合わない。 これはシステムというより自然の法則に近いものがあると店主は思う。

よく狩りをする野生動物に例える事がある、狩りを辞めたライオンは死ぬ。

動物園のライオンは狩りをしないじゃないかと言われる。

だけどご飯が勝手に出てきて楽に生きてると。

否。

彼らは労働をしている。

それも過酷な労働だ。

直径30㎜はあろうかという鉄の折の中で、演者をやっている。

来る日も来る日も演者を続け、3歳児に指を指されてライオンだと、あぁそりゃそうだ俺はライオンだと、今更そんな分かり切った事を指を指されて言われても困ると思いつつだ。

いや寧ろその呼び名はあんたらが勝手に許可なく付けたもんで、そもそも吾輩に名前などない!と思いつつである。

その労働は死ぬまで続く。

たまに休みもある。

所得は現物支給の肉である。

こういった内容を今日は書きなぐってみたが、一応ではあるが、学校システムから逸脱したとしてもそれなりに道はあるという事の実績を書いてみるのもまた一興かと思う日でした。

余談ですが、こういった事のとても勉強になる小説が中学生を中心に話を展開している、宮部みゆき先生のソロモンの偽証だと思います。

強烈に長い長編小説ですが、ここ2年位では最も影響を受けた小説かなと思います。映画は観ていないの分かりませんが、あれを映画でまとめるのは観る前から無理だと思うし、申し訳ないのだが観る気になれない。

話は変わり。

このブログはバイクネタを封印、というか余りに長く書きすぎて敢えて書かないスタイルに今は固定しておりましてプライベートのネタをサラサラと書いてみようと思っていたのですが、キャンプに行って以来、殆どプライベートが皆無状態で晒せるものが何もないので、今日はその取材風景と、帰りに編集長と食べたスイーツを掲載してみたいと思いました。

敏腕編集長と、巨匠カメラマンのコンビネーションに、プロの流儀を見出し、凄く素敵な一日を過ごせました。 



何かしら自分と似ているなと思ったら、スイーツを食べたいタイミングまで一緒で、三兄弟の末っ子同士。 キャッキャと盛り上がってしまいました。

文末になって思い出しましたが、第一次世界大戦やハル・ノート、スペイン、イギリス、フランスの植民地展開に纏わる個人的な見解を書いてみたいなと思っていたのを思い出しましたが、また今度にします。

キエル魔球 ~種田ホープ軒~ その3 種田と國山

「東京外国為替市場の円相場は高値で横ばいになっています。 1ドル110円45銭~47銭の高い円高水準となっており、日本 製品の競争力低下が懸念されいます。」 店内の天井隅に設置されたテレビから為替のニュースが事もなげに ツラツラと流れている。 幸田は素早くざっとの計算で自身の外貨...