その昔、ビートたけし氏がテレビで来ていたセーターを着ている若者がいるのに驚いた。
正にこれである。
聞くところによると、これが今大ブレイク中とのことで、それを30年も前から着ていたビートたけし氏の先取り感たるや、恐れ入ったと思った。
子供ながらにあのテレビを見ながら、かなり悪そうに見えるあのセーターは、田舎者の店主でも着ることはなかったが、あれを着てマッシュルームみたいな頭で、ボンタンみたいなズボンを履いて歩く若者を見ると懐かしい物を全部詰め込んだ歩くタイムマシンだなと思いつつ、すれ違った店主はいそいそと作業にかかるのであった。
筆者は昔からこれである、これ一辺倒。
さて、現在芦田屋の現況は非常に沢山のご依頼を頂き、25台の作業待ちとなり、もはや一人でこなすのは厳しい台数になってきました。
開業当初はまさかこんなに頼って頂けるとは夢にも思わず、店主の様な商売下手な奴が開業しても、どうせ暇ですぐ潰れそうだから模型でも組み立てながら日々のんびり過ごそう等と思いふけっていた日が懐かしい限りです。
しかしながら、これも24年間只管に工場に立ち続け、整備士に拘り、真摯にお客さんに真心で応え、バイクに伴侶の如く接してきた一つの結果であると甘んじて受け止めております。
これまでに無い非常に厳しいスケジュールと納期の設定が予想されて、相も変わらずご迷惑とご心配をお掛けするような頼りないお店ではございますが、何卒今後とも芦田屋を宜しくお願い申し上げます。
尚、現在12月の受注作業は基本的に終了しておりまして、お預かりが必要な作業は来年度からの受付となっております。
予め、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
話は変わり、待ちに待ったWITH HARLEY Vol.6が発売されております。
今月もカタリベ侍が生き方を晒して恥を書きなぐっておりますが、いよいよ4輪整備工場を辞めてしまいます。 物語は次のステージへ。
乞うご期待。
芦田屋店主より